皮膚科でのニキビ治療って何がある?種類や保険について

色々やってもニキビがよくならない時、皮膚科で診てもらうのが安心ですよね。
自分ではニキビだと思っていても、実は違う病気が隠れている可能性もありますし、皮膚科でしか受けれない処置や薬を処方してもらうことで、ニキビの治りを早くしたり、ニキビの悪化を防ぐことにつながります。

しかし、皮膚科で気になるのが保険がきくかどうか、ということではないでしょうか。
ニキビの治療の中にも保険内でできるものと、保険外のものがありますし、どんな治療が自分に合ってるのかきちんと見極めてから選びたいですよね。

そこで、皮膚科で受けられるニキビ治療の種類と、それが保険適用内で受けられるのかどうかなど、併せてご紹介したいと思います。
※☆マークがついているものは、管理人がやったことある治療です。

皮膚科で受けられる治療

皮膚科で受けられる治療は、皮膚科によって様々で、同じような治療でも皮膚科によって保険適用内だったり適用外だったりするので、100%一概には言えません。
ただ、ここでは一般的なメニューと、それらが保険適用内かどうかをご紹介しています。

保険適用内

☆抗生物質(内服薬&外用薬)

皮膚科のニキビ治療でよく用いられるのが、抗生物質の内服薬です。
抗生物質というと、色々な病気の治療に使われますが、簡単に言うと悪い菌を殺して作用を落ち着かせる、ということです。

ニキビがたくさんできている時は、皮膚の常在菌でもあるアクネ菌黄色ブドウ球菌が暴れまわっている状態で、ちょっとしたことでニキビが炎症を起こしたり、化膿したりしてしまいます。
この菌を殺して、いったんニキビができにくい状態にするのが、抗生物質なんですね。

ただ、この抗生物質にはデメリットもあり、お肌にとって必要な菌、もっというと体にとって必要な菌や善玉菌も一緒に殺してしまうという作用もあるんです
そのため、長期間使用すると善玉菌が減ってまた悪玉菌が繁殖しやすくなるので、長期間は使用せず、あくまで一時的にいい菌も悪い菌もぜーんぶ殺してしまえーというようなお薬なんです。

また、抗生物質は長く使用していると体が慣れて耐性ができてしまい、効かなくなってしまうというデメリットもあります。

根本的な解決にはなりませんが、ニキビがひどいときには有効ですね。

処方されるお薬の名前としては、内服薬は

  • ミノマイシン
  • ルリッド錠
  • クラビット錠

外用薬は

  • ダラシンTゲル
  • アクアチムクリーム

などがあります。

☆ビタミン剤

ビタミンといっても色々ありますが、ビタミンが不足すると、

  • ビタミンC→炎症が起きやすくなる、お肌のコラーゲンが減って乾燥ニキビができる、ニキビ跡が色素沈着しやすくなる
  • ビタミンB群→皮脂の分泌量が増えてニキビができやすくなる
  • ビタミンA→お肌が荒れやすくなる

といったことが起きてしまいます。

ビタミンCがニキビ&ニキビ跡に効く理由と正しい摂り方
ビタミンB2はニキビの予防や皮脂コントロールに有効!
ビタミンAでターンオーバーを正常にしニキビを治す!
皮膚科なら普段の食生活だけでは補えきれないビタミンを、保険適用内で処方してもらうことができます。

市販のサプリメントよりも吸収率がよく、安く購入できるので、ニキビのためだけでなくビタミンをしっかり補いたいという方にもおすすめです。

抗炎症剤(内服薬&外用薬)

炎症ニキビだけでなく、お肌が炎症を起こしやすくなっている時に有効な内服薬の抗炎症剤もあります。
お肌が炎症を起こしているというのは、お肌の上で火事が起こっているようなもので、この火をいったん消してあげるだけで、ニキビや痒み、赤みなどの症状をグッと落ち着かせることができるんですね。

お肌が全体的に赤かったり、ニキビやニキビ跡が赤い、痒みを伴っている時に有効です。

処方されるお薬の名前としては、内服薬は

  • ブルフェン

外用薬は

  • イブプロフェンピコノール

などがあります。

☆漢方薬

薬をあまり使いたくない方や、薬がお肌に合わない方は、漢方薬で治療することもできます。
体質改善になるので、効果が出るまでに時間がかかるというデメリットもありますが、ニキビ以外の体の不調にも効くのでおすすめです。

ホルモンバランスを整える作用や、冷えや浮腫みを解消して血行をよくする作用、便秘を解消する作用、化膿や炎症を落ち着かせる作用、皮脂分泌量を落ち着かせる作用などがあり、体質や悩みによって処方されるものが変わります。

漢方薬の名前としては、

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)
  • 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
  • 排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)
  • 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

などがあります。

☆過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルとは、日本では比較的新しいニキビ新薬と呼ばれるお薬に入っている成分です。
それまでのニキビ薬は、できてしまったニキビに対してアプローチするものばかりでしたが、この過酸化ベンゾイルは抗菌作用と、角質剥離作用によって、毛穴の詰まりを解消し、ニキビをできにくくするためのニキビ薬なんです。

副作用として、お肌が乾燥したり赤みがひどくなったりしますが、数週間〜1ヶ月程度で落ち着きます。
お薬の名前ときては、

  • ベピオゲル

などがあります。

面皰圧出

ニキビの先端にレーザーなどで小さな穴を開け、ニキビの中身を押し出す治療法です。

ニキビは、毛穴に詰まったものを出してあげたほうが、重症化しにくく早く治りますが、素人判断でやってしまうと中身が出しきれてなく長引いたり、毛穴を押し広げてしまいクレーター状のニキビ跡になったりするリスクがあります。

皮膚科で行うとレーザーで穴を開けるので、レーザーの熱で毛穴が殺菌される効果もあり、同じところにニキビができたり、ぶり返すリスクがほとんどありません。

ステロイド剤

ステロイド剤は、あまりニキビの治療で使われることはありませんが、炎症がひどい場合や痒みが酷く掻いてしまう場合などは処方されることがあります
長期間使用するとお肌の抵抗力が弱まってかえってニキビができたり、皮膚が薄くなったりする副作用があるので、あくまでできてしまったニキビの治りを早くするために用いられます。

ただ、炎症を抑えるだけであれば抗炎症剤もあるので、ステロイド剤が処方されることは少ないです。

上手く使えば効果がしっかり得られますが、使用には注意が必要なお薬なので、使い方や使う期間はしっかり医師に相談しましょう。

保険適用外

☆ホルモン治療

ピルなどのホルモン剤を使ってホルモンバランスを整え、ニキビを落ち着かせる治療です。
ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量が増えたり、お肌の角質層が硬くなって毛穴詰まりを起こしやすくなるので、ニキビができやすくなります。

ホルモンバランスと大人ニキビの関係

ホルモンバランスちょっとしたことで乱れやすく、自分で気を付けていてもなかなか整えるのが難しいため、ホルモン治療によってバランスを整えることでニキビが改善されることが多いです。

費用は、お薬代で2,000円~5,000円程度、定期的に血液検査を行う必要があるため、その都度別途費用がかかります。

☆ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、弱酸性のピーリング剤をお肌に乗せ、古い角質を剥がして毛穴の詰まりを解消したり、お肌の再生力を高める治療法です。

お肌のターンオーバーが遅れて毛穴を塞いでしまっている時や、ニキビ以外にもクスミなどにも効果があります。

半月から1ヶ月に1度のペースで行い、中程度のニキビで5回、重度のニキビだと10回通う必要があり、保険適用外なので大体1回あたり1万円前後します。

イオン導入

普通、化粧水や美容液はお肌のバリア機能によって浅いところまでしか成分が届きませんが、イオン導入で微弱な電流を流すことで、お肌の奥まで成分を届けることができます。

ニキビ治療だとビタミンCを導入することが多いです。

ピーリングと一緒に行うことが多く、ピーリングで余分な角質を剥がしてからイオン導入することで、さらに効果がアップします。

費用はイオン導入する成分によりますが、ビタミンCなら大体1回2,000円~5,000円です。

PDTニキビ治療(フォトダイナミックセラピー)

PDTニキビ治療とは光を使ったニキビ治療で、皮脂腺に光を当てて意図的に活性酸素を大量発生させ、化膿ニキビや炎症ニキビに潜む黄色ブドウ球菌やアクネ菌などを殺菌してニキビを抑える治療です
また、皮脂腺に光を照射することで、皮脂の過剰分泌を一時的に抑える効果もあるので、しばらくニキビができにくくなるというメリットもあります。

PDTニキビ治療では、色の違う光を使ってニキビ治療しているところもあり、主に、青色LED赤色LED白色LEDを使います。
青は殺菌効果が高く、赤は抗炎症作用が高く、お肌の血行をよくしてニキビ跡の治りを早くします。
白はお肌の奥に届き、ハリやツヤをアップする効果が高いという特徴があります。

その時のニキビの状態や目的によって使い分けます。

費用はだいたい初回が4~5万円、2回目以降は3~5万円のところが多いようです。

これを症状や重症度によって、3回~5回程度通う必要があるので、15万円~20万円くらいかかるイメージです。

☆フォトフェイシャル

フォトフェイシャルはニキビ用の治療ではありませんが、ニキビにも効果があります。
専用のライトを照射する治療法で、お肌のコラーゲンを活性化したり、メラニンを破壊する作用、毛穴を小さくする作用があり、お肌にハリやツヤを与えたり、毛穴を小さくしてニキビをできにくくしたり、色素沈着ニキビ跡の治りを早くする効果があります。

美肌全般に効果があるメニューで、ダウンタイムもほとんどありません。

こちらも最低でも5回は通う必要があり、1回2万円前後するところが多いので、10万円以上かかるイメージです。

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